氷室神社の例祭は、9月30日、10月1日の二日間執り行われています。鳥羽天皇の御代に始められ、源平合戦時の中断を経て、順徳天皇の時代になって再び行われるようになったとのことです。

かつては興福寺の境内にお旅所が設けられ、奏楽しながらの練り歩きが行われていたそうですが、現在は日本三大雅楽所のひとつ旧南都楽所の本拠地として舞楽の奉納を中心としたお祭りとなっています。

氷の器を使った燈火の参道を進むと、厳かな舞楽の奉納を拝むことができます。