坂本沢鹿踊りは、明和3年(1766)に安堵屋敷の卯太郎が「伝七」という人物から伝授された行山流鹿踊りで、当時のものと思われる鹿頭も保存されており、現在は大船渡市の無形民俗文化財に指定されています。

踊りは行山流の落ち着いた荘厳さを持つもので、昭和47年には貴重な伝統芸能を保存すべく、鹿踊保存会を結成して活動を続けています。

踊りの披露は、毎年秋に行われる気仙沼芸能まつりや四年に一度の五葉山神社の式年大祭などで披露されています。