大蔵祇園は北九州市八幡東地区大蔵で350年以上の歴史を持つお祭りです。
高低差が激しい大蔵地区にて行われる大蔵祇園は北九州市内の他の祇園祭とは異なり、御神輿のみで御神幸します。

350年の歴史の中で担ぎ手不足などの問題もあり、牛に引かせたり、トラックに乗せて運行した時代もあったようですが、平成に入り「氏子青年会」が結成され、本来の人の手による御神幸を毎年行えるようになりました。

乳山八幡神社での神事の後、御神輿は勝山勝田神社を経て、年ごとに異なるコースを御神幸します。担ぎ手は各町内の御旅所で休息を取りながら御神輿を運行します。
各町内のお供え物はそれぞれに工夫されており、それらの違いも楽しむことができます。