三峰川の洪水を鎮める神事に天伯祭りが合わさった、この地域特有の七夕祭りです。

8月7日に笹飾りを持った子供達が天伯社に集います。
笠をかぶり太鼓を叩く大人は洪水を起こす疫病神の鬼役で、子供達は鬼を囲って3周まわりながら「さんよりこより(さあ寄って来い)」と唱え、鬼を笹飾りで叩きます。

遥か昔の室町時代、高遠町の天伯様が洪水で流されて桜井に、そして川手に流れ着いたことから双方に天伯社が祀られ、この様子を表した神輿渡御が行われるようになりました。
まず川手地区にて神事と「さんよりこより」が行われ、天伯様の魂を乗せた神輿が川を渡り桜井の天伯社へ。
今度は桜井地区で同じように神事と「さんよりこより」が行われて神輿は川手へと帰ります。

川手地区の天伯社での神事は午後1時頃から、桜井地区側は2時頃から行われます。

※伊那市駅最寄りのバス停「伊那通町」からバス停「上川手」までバスで9分
 バス停「上川手」から天伯社まで徒歩4分