青森県の恐山は霊山として知られています。

毎年夏と秋に大祭が行われます。この大祭の日に地蔵に祈れば亡くなった人たちの供養になるといわれています。

恐山祭りでは「山主上山式」と呼ばれる巡行がメインイベントです。

この山の持ち主が駕籠に乗って、僧侶たちの誘導で恐山の総門まで向かいます。

この行列は大勢の僧侶と侍姿の人たちが列をなして歩きます。

山主は、門の前で駕籠を降り、寺の地蔵殿まで進みます。

恐山といえば、イタコの口寄せが有名ですが、この大祭の期間中も体験することができます。

津軽弁で語られる死者の思いを聞かせてくれるのは貴重な体験になります。