新庄の春の風物詩『新庄カド焼きまつり』は、春の訪れを祝うまつりです。
『カド』とは「鰊(ニシン)」のこと。東北地方では、産卵のために押し寄せるニシンが門口で獲れたことからカドと呼ぶようになったと言われ、春の産卵期に北方の海に現れることから「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれます。

豪雪地帯の新庄では、冬期間は鮮魚の入手が困難でした。そのため、雪解けと共に入荷するカドを焼いて酒を酌み交わし、春の到来を喜んだと言われています。

カド焼きまつりでは、大ぶりのカドを炭火でじっくりと焼き、焼き立てのカドをお召し上がりいただけます。

カド焼きまつり期間中は、同じ場所で新庄春まつりも開催されており、ソメイヨシノやシダレザクラなど約300本の桜が見頃を迎えます。
夜にはぼんぼりが灯され、幻想的な灯りに照らされた夜桜を楽しむこともできます。

※新型コロナウイルス感染症の影響により、テイクアウトでの開催となる場合もございます。