江戸時代、鋳物産業が発達し、大和国を代表する近世鋳物師たちが活躍したのが五位堂地区である。その鋳物師たちが氏神として祀ったのが十二社神社です。
境内には天保10年(1839年)銘の鋳鉄鳥居1基と鋳鉄燈籠4基が置かれており、いずれも香芝市指定文化財です。

その十二社神社では4月上旬に、おんだ祭が行われます。
午後1時から拝殿での神事の後、午後1時30分から境内広場の四方忌竹で囲んだ神田でおんだ祭が行われます。
当時も模した衣装を身に纏った宮当番の方により、昔ながらの田植えの様子が紹介され、その後、子どもたちが苗に見立てた松の葉を植えていきます。今年の豊作を祈願して行われる行事です。