天竹神社といえば、その不思議な言い伝えで有名です。
さかのぼること平安時代のこと、天竺、すなわち今のインドから日本に来た人々が、ここに初めて「綿」を伝えたと言われています。
その綿の神様である「新波陀神」を今もお祭りしており、1年に1度「綿打ち」の儀式が行われるのがこの「棉祖祭」です。

日本でも唯一の綿をお祀りする神社である天竹神社。
1年を通して、綿を扱う職人さんを始め多くの人が参詣しています。

祭り当日はインドから船でやってきた天竺人にちなんで船の形の神輿が担がれます。
綿打ちや船神輿で、参詣にやってきた人の健康をお祈りする意味も込められているのです。