夏の訪れを告げる氷見の祇園祭は、毎年7月13・14日に行われます(13日は夕方から)。
祭りの由来は、およそ300年前に氷見町一帯を襲った悪病の退散祈願のために、悪病除けの神として京都八坂神社から祇園神の分霊を迎え、平癒祈願を行ったところ悪病が治まりました。
これに感謝して神輿に祇園の分霊を奉還し、御座町町内を巡業したことに始まり、やがて南北あげての大祭になったといわれています。
市街地中心部の「中の橋」をはさみ、南は日吉神社氏子十町、北は日宮神社氏子六町の大祭として神輿と太鼓台が氏子地域を巡業します。
現在、祭は南北に分かれて行っており、「イヤサー、イヤサー」の威勢のいい掛け声と優雅な笛、力強い太鼓の音色に乗って、神輿や太鼓台が町へ繰り出します。
南では5台の華麗な曳山も繰り出し、とても賑わいます。