虫送りは昭和28年まで実際に丸山地区で行われていました。
昔は、農薬等もなく害虫になすすべなかったことから、地域の子供が集まってお寺からお札をもらい、松明と太鼓、鐘などを手に持って千枚田の中を練り歩き、火と音で害虫を追い払っていました。

現在では、熊野古道が世界遺産に認定された2004年から農耕行事として復活し、夕刻には千枚田に松明が灯され幻想的な風景になります。
夜になると太鼓や松明をもって千枚田のあぜを練り歩きます。