「吉田胎内」は、富士山を訪れた修行者たちの祈りの対象となり、多くの人々によって守られてきた史跡です。
こちらでは毎年4月29日に「吉田胎内祭」が行われ、神事の他、富士講信者によるお焚き上げの儀式が執り行われます。

吉田胎内樹型は富士山世界文化遺産の構成資産となっており、富士山の噴火の際に流出し溶岩流によって作り出されました。
樹木が重なり合って形成された複雑な形が女性の胎内に例えられ、胎内信仰に繋がっていきました。
また、周囲に点在する60以上の樹型を含めた吉田胎内樹型群は、国の天然記念物に指定されています。