下名栗の字中西にある、通称中西の御諏訪様と呼ばれる諏訪神社。
この神社に奉納される獅子舞は、青梅市成木の高水山から伝わり、文化年間(19世紀初め)に習い始め、天保14年(1843)に正式に伝授されたそう。
五穀豊穣、国家安泰、氏子繁栄、悪魔払いを祈願するものと伝えられており、氏子の中に組織された獅子舞保存会によって継承・奉納されています。
クライマックスの「白刃」は、男獅子2頭と2人の太刀遣いが登場し、真剣を使った緊迫感ある勇壮な舞を披露します。
高水山から伝えられた高度な内容と派手に「狂う」勇壮さを加えた下名栗の獅子舞は、埼玉県にある200の獅子舞を代表する舞となっており、昭和62年には埼玉県無形民俗文化財に指定されています。