髭撫祭は建保二年の1214年に初まったとされ、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する伝統的なお祭りで、香取市の無形民俗文化財に指定されています。

祭りの儀式といたしまして氏子の間で当番を引き継ぐ際に、現当番が新当番に酒をすすめ、その際に髭をなでることより「ひげなで祭」と呼ばれるようになりました。新当番は断れないしきたりになっており、大椀で何杯でも応じなければならずその姿が大変ユニークで面白く、奇祭とも呼ばれています。見物席からは野次や声援が飛び交い、境内は大いに盛り上がります。