千葉県木更津市で毎年11月3日に行われる「木更津あかり祭り」は”夜灯(よとぼし)”と呼ばれています。その昔毎年12月の新月の夜になるとカンデラの灯りの下、浅瀬で小魚を獲る夜灯漁(よとぼしりょう)が埋め立て前の東京湾沿岸で行われていたことに由来します。カンデラを和紙の灯籠に代えて、人と街、過去と未来をつなぐ願いが込められています。

木更津駅から富士見通りの沿道や第一小学校のグラウンドに5500個ともいわれる数の灯籠が並べられ、温かい灯りが幻想的な空間を作り出します。灯篭は子供達の手作りとのことで思わず笑みがこぼれます。