福岡県久留米市は古くから商業都市として栄えてきました。その久留米を代表する伝統行事として毎年春分の日に市内の日吉神社と商店街を会場として行われます。

宝恵籠に乗るのは久留米では可愛い稚児となっており、新一年生がその役を努めます。”宝恵籠”30台が日吉神社を出発し、子供旗行列、惣裁判衆、宝恵山車など総勢約300人の行列が続き、市内を練り歩きます。”宝恵籠”とは「ほい籠」という掛け声が変化したといわれ、いまでもその掛け声が使われています。行列帰着後は行事のシンボル夫婦銀杏の前で「ぎんなんさん」が行われます。お茶とぼたもちのおふるまいがあり、餅まきや久留米にわかなどが予定されています。