六縣神社(むつがたじんじゃ)は、平安時代創建の古刹富貴寺という神宮寺が境内に残る珍しい神社です。

毎年2月11日には、五穀豊穣・子孫繁栄を願う御田植祭が開催されます。このお祭りでは、田んぼで働く夫のために妊婦が弁当を運び、その際に出産する場面が演じられることから、「子出来おんだ祭」と呼ばれています。

他にも、六種類の田植にまつわる所作や種まきの動作などが演じられる郷土芸能的な行事で、奈良県の無形民俗文化財に指定されています。