仏名会(ぶつみょうえ)とは、各地の寺院で12月中旬に行われている行事で、過去・現在・未来のさまざまな仏さまの御名を唱えて礼拝をし、罪深い自分自身を反省する法要です。

歳末に当たり、一年間に犯した罪を懺悔し、清らかな身をもって新年を迎えるという意味合いも持っています。

矢田寺でも、毎年12月9日に仏名会が開催されており、朝日が昇る前から「懺悔の心あることなしに」に始まり「南無一切仏名経」といった読踊が境内に響き渡ります。