松尾寺は、奈良県大和郡山市にあります真言宗の寺院です。養老2年(718年)「日本書紀」の完成と自身の42歳の厄除けを祈願した舎人親王によって創建されたと伝わります。厄除け寺としては日本最古であり、「厄除け観音」として本尊千手観音立像(秘仏)が名高く、全国の厄除け祈祷の大本山です。

「修験道まつり」の期間中は、厄除け祈祷が厳修され、柴燈大護摩が奉納されます。行者堂に安置されている日本最大の秘仏役行者像と前鬼・後鬼が期間限定で特別公開され、あわせて七福神堂に安置されている大黒天立像(重文)も公開されます。