石上神宮は、奈良県天理市布留山の麓の高台に鎮座される日本最古の神社の一つです。物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特に異彩を放ち、健康長寿・病気平癒・防災招福・百事成就の守護神として信仰されています。

石上神宮では、毎年12月8日の午後「お火焚き祭」が行われます。この一年間に納められた願掛け絵馬、並びに願い事を書いた祈願串を焚き上げる恒例行事です。境内中央にしめ縄を張り決壊を作ります。神事で鑽りだされた斎火が神職によって着けられ、たちまち空高く炎があがります。火には浄化の力があるといわれますので、清々しい気持ちになります。