山路王子神社は、和歌山県海南市にある神社で、球磨の古道九十九王子の一つ「一壷王子」跡で、泣き相撲で全国的に有名です。石の鳥居は、昔の王子社の原型を留める貴重な存在と言われています。

10月の秋祭り(10月の第2日曜日開催)にて、県の無形文化財に指定されている、奉納花相撲(通称:泣き相撲)と獅子舞が奉納されます。泣き相撲は、境内に常設されている土俵で赤ちゃん(生後4か月~3歳くらいの男児)の背中に土をつけ、無病息災を願う伝統の神事で、約400年前から行われてきたと言われています。