長尾の獅子舞は五穀豊穣、家内安全、厄除け、商売繁盛、火伏、安産を願う踊りです。

長尾地区は槙山の尾根にあり、水に恵まれない地域でいつも困っていた所、舞えば必ず雨が降るという獅子舞が、近露の豪族、野長瀬家の蔵の長持ちに閉じ込められていると、山伏に聞き、さっそくその獅子を野長瀬家に貰い受けを頼み込んで了承をもらったのち、若い衆を野長瀬の屋敷まで派遣し、泊まりがけで習いに行かせました。

そして、黄金の目を持った獅子頭を頂いて来たのが始まりと言われています。大変な暴れ獅子であるために咬まれて怪我をしてはいけないと、口を布で縛ってあります。