世界遺産である補陀洛山寺では、浄土を目指した渡海上人の追善供養などが営まれます。
このお寺では、木製の船に閉じこもり、南海のかなたにあるとされる観音浄土を目指す「補陀洛渡海」の出発地で、平安時代から江戸時代にかけて、20人以上の僧侶や修験者ら渡海上人が船出したとされ、寺の裏山には供養塔や墓が残っています。

この日は国の重要無形文化財で、秘仏の三貌十一面千手千眼観世音菩薩が開帳され、住職による読経がされ、その後護摩祈祷が行われ参拝者らは無病息災や家内安全を祈ります。