岩手県遠野市はかつて「南部曲り家」と呼ばれる、人と馬が一緒に暮らせる家屋があり、馬は荷物の運搬や地駄引き(木を切り出す技術)など生活の要となっていました。
馬と共に歩んできた歴史のある遠野で開かれる「東北馬力大会」は、東北各地から集った輓馬(ばんば)愛好者による熱いレースが見られ、人と馬の絆が感じられるイベントです。

レースは馬齢や積載重量別で8種目行われ、手綱の引き手と鞭で誘導する役がペアでソリを引く馬を操って、いち早くゴールを目指します。
ノスタルジーレースという初期の馬力大会を再現したレースも見ものです。