長崎県大村市の福重地区では毎年8月15日に精霊流しが行われます。
精霊流しは長崎県のお盆の風物詩であり、亡くなった方の魂を慰めるために行われることが多いです。

長崎の精霊流しは爆竹を鳴らしたり船を回転させたりと派手に行われますが、福重地区で行われる精霊流しは地区にもよりますが基本的には落ち着いた雰囲気のまま行われます。

当日は各地区からそれぞれの方法で精霊船を流すのではなく集合場所へと運びます。
昔は川へ流すのが一般でしたが環境への配慮もありそのやり方は減少しているといわれています。

派手さこそないものの落ち着いた雰囲気の中行われる精霊流しは亡くなった方への思いやりが感じられる温かみのある行事となっています。