長崎県にある佐世保こま本舗では毎年1月2日に「新春独楽廻し大会」を開催します。
独楽(コマ)廻しは新年の昔ながらの伝統的な文化で、平安時代に中国・朝鮮半島から伝わってきたといわれています。

また、豊臣秀吉の天下統一の頃には鉄芯を使用した博多独楽が作られ、江戸時代に入ると全国的に人気となりました。

佐世保独楽は中国「陰陽五行説」に影響を受けた色鮮やかな「ラッキョウ型」と呼ばれる形の独楽で、別名「喧嘩独楽」とも呼ばれています。

当日は大人の部、子供の部、女性の部に分かれて「いきながしょうもんしょうくらべ」という掛け声のもと廻っていた長さで競います。

息長く廻るということから「健康長寿」、廻りがいいから「金運上昇」など様々な演技のいい行事となっており、新年に参加するのにはもってこいのイベントとなっています。