宮崎県岩沼市稲荷町に鎮座している「竹駒神社」は、古来より日本三稲荷のひとつとして数えられており、極めて霊験あらたかな神社と崇められている神社です。この神社は、第54代仁明天皇の御代、承和9年に参議小野篁卿が多賀城の陸奥国府に陸奥守としてご着任の際に奥州鎮護の神として現在の地に創建されました。

この衣食住の守護神を祀る竹駒神社では、例年1月11日に、「初献膳祭」が執り行われています。この神事では、神棚に供えた餅を焼いて食べ、鏡開きの行事を行う日を「初献膳」と称し、五穀豊穣、家内安全などを祈願します。