島原市の猛島神社では、二百十日を中心に、神社で秋祭りである風除祭りが行われます。その頃がちょうど台風シーズンとなるため、台風の災害から実りつつある稲穂を守ろうと氏神様にお願いするお祭りです。

若者に担がれたお神輿のお下がりから始まり、奉納演芸会や奉納相撲なども開かれます。また島原市内の各神社でも演芸会、奉納相撲が行われます。

お祭りの中で天狗のお面をかぶった「はなだご」という道案内人が走って回り、逃げ惑う人々を追いかけてヘグロという炭の粉を塗り付けていきます。このヘグロには災難除けの御利益があると言われています。