田代ゑびす市は、鳥栖の師走の風物詩となっている伝統のお祭りで、江戸時代に建てられたとされる田代宿のえびす石像を祀って大正4年ごろにはじまったと伝わっています。

かつては長崎街道沿いにずらりと露店が並ぶお祭りだったそうですが、交通量の増加に伴って現在は田代八坂神社の境内で行われています。

また、このお祭りの開催に合わせて、地元の商店が大売り出しや限定販売を催すのも特徴で、中でも佐藤製菓本舗の「ゑびす栗まんじゅう」は、鳥栖市民をして「これを食べないと正月を迎えた気がしない」と言わしめる名物となっています。