太宰府天満宮に祀られている菅原道真は、学問の神さまとして知られています。
冤罪により太宰府に左遷となった、生前の道真の誠心を偲び、御神霊を慰める祭典が「秋思(しゅうし)祭」です。

「秋思」は、道真が都で右大臣であった頃に詠んだ詩に由来します。
毎年旧暦の9月10日(10月上旬)夜に開催される秋思祭は、太宰府政庁跡で行われます。月明かりの中、巫女が優雅な舞を奉納します。神楽や詩吟、琴なども奉納されます。