宿の鉦浮立(かねふりゅう)は、毎年4月29日に宿船底神社に奉納される伝統芸能で、のぼり旗を先頭に、道ばやし、鉦打ち、鉦下げ、太鼓打ちなど約150人が宿場車路から宿船底神社まで約2キロを練り歩きます。

五穀豊穣と無病息災を願う行事で、男衆が黄金色の鉦を高々と持ち上げる勇壮な舞は全国的にも珍しいものとして、鳥栖市の重要無形民俗文化財に指定されています。

地元住民は奉納に向けて3月からバチづくりに取りかかり、4月1日からは毎日のように練習を繰り返します。