三間坂の荒踊は毎年秋の彼岸に山内町鎮守権現神社の社前で五穀豊穣や家内安全、村中和平を祈念して奉納されます。

享禄3(1530)年に島原の有馬氏が武雄の後藤氏を破った際、即興的に踊ったのが始まりとされ、武雄市の重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能です。

踊り手と囃子方で構成されており、腕鉾や両手をしなやかに大きく動かすのが特徴です。権現神社の秋祭り(彼岸籠もり)で、まず各種浮立が奉納された後、最後の演目として荒踊が披露されます。