福岡県上毛町の八坂神社の境内で「とべら(常緑低木)」の枝が売り買いされます。この地域では古くから、とべらの枝を玄関に掛けると病気にならないという言い伝えがあり、現在でもとべらの枝を買い求める参拝客が訪れます。

「とべら」という名称も扉に挟んで邪気をはらうという習慣から、「とびらの木」と飛ばれていたのが変化したと言われています。この八坂神社は疫病除けの神として牛頭天皇を歓請したことから地元では牛頭天王とも呼ばれています。

お祓いを受けたとべらを買い求めに県外からも訪れ、毎年200~300本ほどが売り切れているという事です。