熊本市南区にある六殿神社は雁回山の麓に位置し、平安時代末期の治承2年(1178年)に武蔵国六孫王権現を勧請したことに始まるとされています。

秋の例祭では、十七の地区を回る年番から馬が奉納される習わしがあります。
当日は注連縄を巻いた神馬に鎧武者4人が付き、御祓いを受けたあと、拝殿前に神馬を先頭にして神事が行われます。

神事が終わると馬は一等ずつ竹を持った勢子に追い回されて神殿の周りを疾走する「馬追い」が行われ、祭りは最高潮に盛り上がります。
祭りは社殿裏の馬場で行われる流鏑馬で幕を閉じます。