毎年2月11日行われている、片浦地方の伝統行事で、女装したニセ(青年)が、サルや天狗の面をつけて、木製のなぎなたを振り回し、集落を練り歩きます。
「オイヤナ」の掛け声とともに集落を練り歩く派手な行列は、まちを沸き立たせます。

江戸時代、全国的に伊勢神宮の参詣が流行しましたが、伊勢神宮まで行くのにはお金がかかります。そこで参詣のための積み立てと、伊勢神宮の勧請の集まりを開くようになったのが始まりだといわれ、現在は神幸行列を行うかたちで残っています。

無病息災を願い行われ、鹿児島県だけでなく日本の中でも珍しいお祭りとなっていますので一見の価値ありです。