毎年、広島県広島市に原爆が投下された8月6日に、原爆死没者の霊を慰め、世界の恒久平和を祈念するため、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)前において、原爆死没者の遺族をはじめ、市民多数の参加のもとに平和記念式典を挙行しています。

式典の中で広島市長によって行われる平和宣言は、核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を訴え続けていて、世界各国に送られています。

毎年、NHK・民放のテレビやラジオなどで生中継され、原爆の投下された8時15分には、平和の鐘やサイレンを鳴らして、式典会場、家庭、職場で原爆死没者に哀悼の意を表し、あわせて恒久平和の実現を祈り、1分間の黙とうを行っています。

また、当日の広島市の各所では、原爆死没者に対する慰霊と核兵器廃絶を訴える式典や、原爆の被害を直接受けた被爆電車の運行が行われています。