岡山県赤磐市の足王神社は、足の神様「あしおうさん」と呼ばれ親しまれている小さな神社です。
その昔、和田村の給人梶浦勘助が自宅に祀っていた、櫛名田比売(くしなだひめ)の両親にあたる手名椎(てなづち)と足名椎(あしなづち)を霊地に移したことが起源とされています。
昭和28年(1953年)には大国主(おおくにぬし)を迎えた三神が祀られ、社を建てる際に整地に使用した鎌を大木の根元に埋めたことに「病の根を断ち切る」意味を掛けて鎌が奉納されるようになりました。

大祭は春と秋に行われ、境内は足や体に悩みを抱えた方や健康を願う多くの参拝客で溢れます。
参道には屋台が並び、境内でも地元で採れた野菜やパンなどが販売されます。
奉納用の鎌は社務所で買うこともでき、御朱印は大祭を含めた毎月29日の縁日、正月の三が日にいただくことができます。