横浜市金沢区の金沢漁港では毎年9月1日に「汐祭」が行われます。
汐祭は、海の安全と豊漁の祈願、また、海で亡くなった人々を供養することを目的として行われています。
明治時代から続く伝統行事となっています。

当日は野島神社での神事を行った後、金沢漁港へ移動し、14時頃から出向します。船上では神楽の奉納や、お囃子の披露が行われます。その後、沖合に出て供物をのせた大漁丸を海に下ろし、漁船が大漁丸に波をかぶせるように近づき、大漁丸をひっくり返します。
これは、大漁丸を身代わりに海に沈めることにより、船の海上安全が保たれると言い伝えられているためです。