稲沢御田植踊りは、田の神に対して、その年の豊作を祈願した予祝神事で、本宮市指定の無形民俗文化財です。

明治末期に近隣の二本松市石井地区にある田植踊りを習い受け、大正3年の正月から行うようになったと伝えられています。

田植えから収穫までの稲作の工程の動作を再現している他にはない踊りです。
演目は、田植えや稲刈りなど16種類あり、囃子方の歌い手と、小太鼓、笛、すり鉦にあわせて踊ります。

かつては小正月行事であったが、現在は円福寺の節分祭や敬老会、稲沢地区ふれあいまつりなどで演じられています。