「こと神送り」とは長野県飯田市で、毎年2月8日(もしくはこの日に近い日曜日)に行われている行事です。
この行事は、疫病などの原因となっている神さまを村の外まで送り出し、1年の無病息災を祈願するもので、400年以上の歴史があると言われています。

当日は日の出とともに竹を切り取り、「馬」と書かれた12枚の紙を飾り付けたり、爪や髪の毛、米などが入った紙の袋をつるした竹飾りをつくります。
竹飾りやスギの葉でできたみこしなどを持って村境まで練り歩き、それらをその場に置いて帰ります。
その後、別の地区の人たちが同様の行事を行い、最終的に喬木村まで送られます。