「遠山の霜月祭り」とは長野県飯田市南信濃で、毎年12月上旬から中旬にかけて行われるお祭りです。

遠山の里で古くから続く「霜月祭り」では、上村・南信濃のいくつかの神社で湯立神楽が奉納されます。
859~876年、清和天皇の時代に行われていた祭事を模倣した湯立が、ほぼそのままの形で伝承されたものと言われています。

社殿の中央にある窯で湯を煮えたぎらせ、神々に捧げるという荒々しいお祭りは、クライマックスになると天狗などの面が湯を素手ではねかけます。そのかけられた湯により、1年の邪悪を払い新たな年を迎えます。