北海道伊達市の末永町にある「伊達神社」は、明治8年7月に時の開拓使伊達邦成公が北海道有珠郡開拓と北門鎮護の守護神として旧磐城国亘理郡鎮座、延喜式内社鹿島天足和気神社の御分霊を勧請し、神殿を建立しました。その後、昭和48年に伊達神社と社名を改め奉り現在地である伊達市末永町に移り、今の伊達神社に至ります。

伊達神社では御鎮座以来、創建された日に定めてお祭りをしていましたが、農閑期の影響もあり、現在の9月に執り行われるようになりました。例祭当日には午前8時より社殿にて社幸発御式が執り行われ、午前9時にお神輿が神社を出発し、伊達市内を練り歩きます。

境内に作られた特設会場では、地元の中学生・高校生による吹奏楽の演奏やバンド演奏、仙台神楽や最後にはもちまき大会など、地元の人々を中心に例祭を盛り上げます。