青柴垣神事は美保神社で毎年4月7日に斎行されるお祭りで、ご祭神事代主命が大国主命から国譲りの相談を受け、譲ることに決定した折、自ら海中に青い柴垣を作ってお隠れになったという神事にちなんだ神事であり、豊作を願う春祭でもあります。

神事の一年前に当屋(とうや)を決め、一年間の精進潔斎の後、当屋は祭礼前日から神社の隠殿にこもって物忌潔斎に入り断食、神がかった状態で当屋行事に臨みます。

この当屋夫婦を青柴垣で飾った2隻の船に乗せ港内を一周したのち、美保神社へ参拝、奉幣するという厳かなお祭りです。