片江の墨付祭は魔除けのおまじないと言われ、約250年続く伝統の正月行事です。同時に行われる墨つけとんどと共に毎年1月6日以降の日曜日に開催されます。

とんどが立ってとんど宮が担ぎ出されると、地区の女性たちが風呂場やかまどのすすを集めて水で練った墨を持ち出し、輪切りにした大根などに含ませて道を行く人の顔に塗りつける奇祭です。

集まった人々は皆真っ黒になるが、この墨を付けられると風邪をひかず、また海難にも遭わないと言われています。