6月に幻想的なホタルの光から始まる津和野の夏風景のフィナーレを飾るのがこの灯籠流しです。古都の清流に流れゆく色とりどりの淡い光の数々。先祖の霊を送るために作られた灯籠はまさに幽玄の世界です。

8月15日の賑やかな盆踊り大会が終わった後の20日に行われる灯籠流しでは、約850個の赤・黄・黄緑の灯籠が流されます。

お経と共に和紙とろうそくのほのかな明かりが浮かび、灯籠がよどみなく流れていくように町民が川に入って手を差し伸べています。