山口県山口市の三の宮にある仁壁神社は、いつ創建されたかは定かではありませんが、長治元年(1104年)に現在地へ遷座し、古くから「周防三の宮」として知られています。山口市内には「大内氏」ゆかりの神社仏閣が多く存在しており、仁壁神社もそのひとつとして数えられています。

この神社では例年6月下旬から7月上旬に、「夏越しの大祓」が行われます。この神事で行われる「芽の輪くぐり」では、暑い夏を健やかに過ごせるように祈って、拝殿前に設置されたチガヤを束ねて作った直径2メートルの芽の輪をくぐります。

小豆は、邪悪なものを取り除くと古くから言われており、その小豆を使用した薬膳粥(小豆粥)の接待もあります。