遠州三山の一つ、袋井市の油山寺で春分の日に行われる春の大祭。油山寺は真言宗の寺で、御本尊は薬師如来。奈良時代初期、孝謙天皇が目の病気にかかったとき、この寺の境内の瑠璃の滝水で洗ったところ全快したという言い伝えから、目の霊山といわれています。

目の悩みを抱えた人たちが多くお参りするので、寺のあちこちに「め」の文字を見ることができます。また、足の神様も祀られていて、こちらにも大勢の参拝客が訪れます。春の大祭では特別祈祷が行われます。