鳥取市白兎には、名前の通りかの有名な因幡の白うさぎの舞台となった白兎海岸があります。白兎神社もあり、古代日本神話が息づく町です。
白兎神社は海神の娘豊玉姫命を祭っていますが、もともと気多ヶ崎の神ヶ岩にあった川下神社が豊玉姫命を祭っていたのを合祀するようになったとされています。

その川下神社では毎年8月1日に例祭が行われます。夕方に淤岐ノ島に立つ鳥居から、気多ノ岬に渡してある御神灯が灯され、点灯する灯が点々と島と岬を結ぶ道のように見え、とても幻想的です。
この海の参道は神燈流しと呼ばれ、この日しかみることのできない貴重なものです。

古代日本から現代までの悠久の歴史を感じさせるこのお祭り、ぜひ一度見ていただきたいです。