佐波波地祇神社で、5年に一度、5月の2、3日に行われる、海上の安全と大漁を祈願する春の大祭です。

御船祭では、両側に海の幸を描いて御輿を乗せた華やかな装飾の神船が、水主の歌う御船歌や囃子にあわせて、300人ほどの曳き手に曳かれ街中を練り歩きます。

船底に車輪はなく、ソロバンと呼ばれる井桁状に組んだ木枠100丁を敷き、20、30人の若者が船縁にとりつき左右に揺らしながら木枠の上を滑らすように曳いていくという、見応えのある勇壮なお祭りです。

2017年には、国の重要無形民俗文化財指定を受けたことを記念し、臨時開催されました。