関方の山の神祭りは毎年2月8日に行われる古い形態を今に伝えるお祭りで、山の神を田に迎えてその年の豊年万作を祈る神事です。

標高約200メートルにある高草山の磐座に居られる神様の神前に龍神を飾り、お神酒、餅、赤飯などを供えて参拝し、2張の御弓から計6本の御矢が下に向かって放たれます。山の神はこの矢に乗って里に下り田の神となります。

この神事の後、山を少し下った拝所で直会が催されます。これは神と共に食事を楽しむという意味があるのだそうです。