お盆の8月14日に「坊沢獅子踊り」が行われます。14時から永安寺での披露を皮切りに、集落内数か所を巡り、19時半ごろに集落の端に建立されている五義碑の前で踊り、締めくくられます。

坊沢獅子踊りは江戸期に、お盆になると村の若勢たちが集まり水害と干ばつの繰り返しによる飢餓から村を守ろうとして"厄除け獅子"を主体とした大名行列の姿をまねた奴踊りを演じたことが始まりとされています。起源は不明ですが、かつては13日から20日までの間村内をはじめ周辺集落にも出て演じ、お花をもらうものであったため、先祖供養の意味で踊られるというのでお盆の期間が選ばれています。
上演の構成は、ぶっ込み、廻り扇奴、あや奴などの奴踊り、獅子踊り、棒使いとなっており、伝統的な踊りに魅了されます。